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中井祐樹プロフィール

 遂に幻の名著「高専柔道の真髄」(定価4,800円+税)が復刊された! オリジナルは1977(昭和52)年出版だというから実に26年振りのリイシューということになる。この書は高専柔道の技術体系を余すところなく網羅したまさに決定版で、私は北大柔道部在籍時にこれを愛読書としていた。“引き込みかた”や“カニばさみの防御”“(いわゆる)浅野返し”がきちんと紹介されている。少なくとも戦後では初の技術書であると思われる。(もし違ったらお叱りを掲示板にお願いします)とにかく技数が多く、百科事典のように活用できるだろう。三角絞やヒザ十字(本書には未収)は高専柔道のオリジナルであるとは知る人ぞ知る話だし(グレイシーやサンボよりも先)、今年のカンペオナート・アベルトでは、杉江“アマゾン”大輔選手や大賀幹夫選手によって小手絞りがクローズアップされたし、格闘技ファンには吉田秀彦選手の袖車絞は有名な技(もしかしたら内股よりも?)だろう。つまり、かつての高専の猛者達の技術が今ほどポピュラリティーを獲得したことは恐らくなかったはずだ。その意味からもこの書を是非入手して生涯の友として頂きたい。全格闘技人に告ぐ。
お問い合わせ●「高専柔道の真髄」(高専柔道技術研究会・編)
        原書房 03-3354-0685
※パレストラ東京窓口で受け取れる人のみ、注文を取りまとめています。

今日のアルバム(久々です)
「翼あるもの2 / 甲斐よしひろ」(ユニバーサル / 2003)
 78年の初ソロ「翼あるもの」以来25年ぶりの続編。前回同様カバーアルバムだが、彼以外カバーしそうにない曲(でもいい曲)がいっぱい。ロックと歌謡曲、どっちも大好きな人にオススメしたい。

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 カンペオナート・アベルトの準備と第三子の誕生(11月13日)もあって、相当ご無沙汰でございます。まずアベルトですが、述べ650人以上という空前絶後の参加者が集い熱戦が繰り広げられました。パレ東も順当な活躍をみせ、健闘してくれました。団体成績が4位に甘んじたことは来年へのバネにしていきましょう。あのアクセスのあまりよくない会場でこの人数、来年はどうなってしまうんでしょう。
 三男・重昭(しげあき)は過去最重量の3024gでの誕生でした。名前への期待を裏切りましたか?すいません。(謝る必要ないですね。)僕のおやじ(重 しげる)と妻のお父さん(泰昭)を組み合わせたものでございます。あしからず。
 あと、本人が言わないと思うので報告致しますが、プロシューターの鈴木洋平君が11月11日頃、入籍されました! おめでとう!カンペオナート・アベルトもアダルト青帯ペナ級3位と健闘した鈴木に祝福を!

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「プロ柔術」DESAFIO。出来るならみんな見に行って欲しい。出場するブラジル人選手は日本ではまだ無名だが本場ブラジルの“今の”トップ中のトップばかりで彼らの闘いを生で見れる機会は(特に道衣では)めったにないことだから。やっぱり日本ではPRIDEとか米国ではUFC、またMMA以外ではADCCが有名になれる舞台だから彼らの凄まじさが伝わりにくいのだと思うけど、これは必見ですぞ。「世界レベルを見ておけ、そして近づき追い越せ!」を自分にそしてみんなに言い聞かせたい。私の秘かな欲望はブラジルのDESAFIOに呼ばれるようになることだ。プロモーターのフェルナンド・ロペス氏(かつて私と試合した旧ゴドイ・マカコの黒帯)にアピールしたいぜ。

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 函館フリーファイト&BJJ JAMが今年も行われ、終了した。東京以外の様々な地方都市で大会が開催できるようになってはや数年経っているが、どこへ行っても仲間達の笑顔と生き様に相変わらずエネルギーをもらう事になる。感謝、感謝である。行くたび若干のメンバーチェンジはあるのだが、それはそれで仕方ない事だし、チームとか組織は生き物だから違う血が入るとまたリフレッシュされて面白いものが出来あがるのだ。私はそんな彼らの様子を見るのが好きだし、私も微妙にいつも変わり続けている(はず)。上を目指す人は世界一を目指して欲しいと思うし、そうでなくても好きではじめた格闘技をいつまでも楽しんで頂きたいと思う。じゃ、また!

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 先日『1゜DESAFIO DE LUTAS CASADAS』というビデオを中身だけなくしてしまいました。(2002年にマナウスで行われたワンマッチ大会でフレジソン・パイシャオン VS ホブソン・モウラが目玉カードです。)オズワルド“パケタ”氏の制作によるもので、ブラジルにいる人でも誰でも持っていたら貸してください。心当りのある人はメールを当HPまでください。(涙)

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 先日「中井家の団欒」飲み会をストライプルの茂木さん幹事のもと、開催させて頂いた。妻が身重ということもあり、柔術家飲み会になっていましたが、やはり楽しかった。皆さんありがとうございました。またしばらくしたら(3人目の子供が生まれたら)やりたいと思います。(話した内容は秘密です。)

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 本人に代わって報告しますが、パレストラ東京スタッフそしてこのHPの管理人でもあるイザキーニョこと井崎真由美さん(ブラジリアン柔術 白帯)が今月6日、晴れて入籍された。お相手はパレストラ柴又メンバー(ブラジリアン柔術 青帯)で会社員の松島義文さんだ。お2人は6年以上の交際を続けてこられたそうですが、このたびめでたく永遠の契りを交わされました。とにかく、おめでとう!!

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 最近、楽器をやろうかなと思って迷っている。妻はピアノをはじめたし、長男(3歳)は歌いまくりだし、次男(1歳)はタイコのおもちゃが大好きみたいだ。ちなみに自分の好きな楽器は(日によって変わるが)ベース。エレキもウッドも両方好きだ。好きなベーシストは思いつくまま挙げてみるとスコット・ラファ、山内テツ、ウィルトン・フェルダー、ルイズルイス加部、ジャコ、細野晴臣、ジョージ・タッカーなどなど。ベースやっている人、またそれに限らず音楽やっている人、何かアドバイスくださいね。しばらく迷ってそうですから。

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 修斗グラップリングは今後色々な意味で重要なルールとなっていくだろう。ブラジリアン柔術の人と修斗(総合)の人をつなぐルールだと思う。柔術の人は青帯ぐらいになったら、道衣なしを練習メニューに入れることをおすすめする。その方がより「格闘技」が強くなれると考えるからだ。また、総合の人の中には道衣を着て柔術をやるのは抵抗がある人も多いと思うので「裸でやれる柔術」である修グラを活用したらいい。プロシューターは無料だし(パレストラ東京主催は他団体のプロも今のところ無料だ)ラッシュガードやTシャツを着てもいいしね。

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 今回から表題(タイトル)をつけるのをやめにした。文章を書くのが苦手な僕にとって少しでも気軽に書けるようにしたいからだ。お許しを。本当に自分の言いたいことはクラスとか、セミナーとか、練習後とか、飲み会でほとんど言っているつもりなので改めて文章にするのが難しいのである。

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